


はじめに
花火大会は、日本各地で毎年1,000箇所以上も開催され、述べ7,000万人もの人々が愉しみます。
花火は、日本でいちばん愛されている催事と言っても過言ではありません。
一方で、「花火はなぜ始まったの?」「どうして夏の風物詩なの?」
「花火は何故あるの?」 「炎色反応がつくりだす色のふしぎ」、「様々な種類とかたち」など、
花火に関することは、あまりよく知られてはいません。
ひとつの花火が打ちあがって、丸く開いて消えるまで、ほんのわずか10秒ほどの命。
けれどそこには、江戸時代から400年以上をかけて積み重ねられてきた歴史と技術、
未来への大切なメッセージが詰まっているのです。
花火の物語を今、 天を見上げるという点で親和性の高い、
プラネタリウムの空の下で紐解きます。
花火界初の教育映像作品として、こどもたちに伝えていきたい。
そして、この美しい平和のひかりが、これからもずっと日本を照らしだしていけますように−。
あらすじ
主人公・ヒバナは、将来花火になるための学校に通っている。
でも、実は落ちこぼれ。
今日も学校をさぼって森の中へ行くと、そこで、謎めいた「けむりのおじいさん」と出会います。
「ボク、自信がないんだ。友達みたいにきれいな花火になんかなれないよ。無理なんだ。」
そんなヒバナを見かねたけむりのおじいさんは、
色とりどりの花火のしくみや魅力について、 ユーモアたっぷりに語りはじめます。
その世界に引き込まれるヒバナは、次第に、知られざる花火の歴史にも向き合ってゆくことに―。
はたして、ヒバナはどんな成長を遂げるのでしょうか?

キャラクター&キャスト
ヒバナ
この物語の主人公
火薬のこどもで 花火の学校に通っている。
実は、落ちこぼれ生徒。
「僕、花火になんてなれないよ。無理だ」
CV: 太田葵
ともる
ヒバナが戦時中にタイムスリップした先で出会う 同じ火薬のこども「ともる」
しかし、彼は花火にはなれないのだった。
CV: 北原十希明
けむりのおじいさん
ヒバナに花火のことを教えてくれる
優しくてちょっぴりおちゃめな
”けむりのおじいさん”
でもその正体は...。

CV: 田中泯
©横山マサト
みどころ
この作品では、日本の代表的な花火の数々はもちろん、
フルドーム用に特別に設計された360度全方位から5,000発が打ちあがる
最先端の演出花火 <hanabi-rium360®>を、
まるで星空を見上げるように鑑賞することができます。
保安上の理由から、花火師以外は決して入ることができない
「花火の真下」からの視点をとらえた、驚きの実写映像。
風にそって繊細にたなびく煙や、立体録音による迫力満点の打ちあげ音響も楽しめます。
さぁ、誰も体験したことのない花火の特等席へようこそ!

実は、花火の中にも「星」があります。
花火玉の中に並んでいる、火薬と金属などの薬品を混ぜた小さな丸い粒を、
花火の世界では「星」と呼んでいるのです。
熱する元素によって異なる色を示す「炎色反応」を巧みに利用し、
「星」の並べ方やタイミングによって夜空にさまざまなかたちを描き出す技術。
徳川家康の時代にまでさかのぼる日本の花火の歴史。
そこには「火薬」をめぐる、大きな転換点があったことを知っていますか?
400年以上にわたり、花火師たちが命をかけてつないできたものがたり。
子どもから大人まで、花火を通して大切なことを学べる作品です。
上映情報
特別上映会 ナイトプラネタリウム
会場:仙台市天文台
日時:
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2019-10-12(土) 19時40分~20時05分
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2019-10-19(土) 19時40分~20時05分
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2019-10-26(土) 19時40分~20時05分
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2019-11-9(土) 19時40分~20時05分
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2019-11-16(土) 19時40分~20時05分
参加方法・料金等詳細
ギャラリー
スタッフ
総合監修:小勝敏克
企画・演出:岩野成
制作・演出:島野玲、島田清夏
プロデューサー:森田菜絵
脚本:新井章仁
映像ディレクター:河上裕紀
花火撮影・編集:佐藤 宏、春日賢一
音楽:斉藤尋己
サウンドデザイン:河村大
宣伝美術:真家亜紀子
花火撮影・編集:アクアジオグラフィック株式会社
立体音響録音:ヤマハ株式会社
CG/VFX:株式会社オムニバス・ジャパン
プロデュース:株式会社マアルト
企画・製作・著作:株式会社丸玉屋
お問い合わせ
www.hanabirium.com